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コンテンポラリーダンスの祭典「大野一雄フェスティバル2009」が、横浜市中区海岸通のBankART(バンカート)
Studio NYKで25日に開幕する。今回は「過去」に目を向け、日本や中国の歴史的作品を題材にダンスの
可能性を提案する。
フェスティバルは6回目で、10月18日まで。同市保土ケ谷区にけいこ場を構え、今秋103歳を迎える舞踏家・
大野一雄さんにゆかりのあるダンサーらを招き、毎年開催されている。
9月26、27日には、香港の実験演劇集団「ズニ・イコサヘドロン」が「Tears of Barren Hill」を上演。ベルリン
留学を経て欧州のモダンダンスを取り入れた30年代の京劇スター・程(チェン)硯秋(イエンチウ)の作品を翻案
する。
演出を手がけるダニー・ユンさんは「程の作品を用い、異文化交流のあり方を示したい。京劇とコンテンポラリー
ダンスという交流もあれば、現在と過去との対話もある」と話す。
国内の作品では、50年前に初演された「禁色」を題材に、「禁色 work in progress」と銘打って10月11、12、
16日に上演する。ホモセクシュアルをテーマにした作品で舞踏の原点といわれ、大野さんの息子・慶人さんら
当時の出演者らが、演じつつ同作の軌跡を振り返る。
ほかにも、山下公園などの街中で公演する「横浜ダンス界隈」(10月4日)や、昭和20年代の記録映像を元に
制作した「動乱に生きた人々」(同17日)などが予定されている。
ソース
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