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警視庁警備部の機動隊が、年内にも硬式野球チームを結成する。「協調性があり、
警察向き」(警備部幹部)という野球経験者にアピールし、優秀な人材の確保につなげたい意向だ。
菱ふそう川崎や日産自動車など名門社会人チームの休部が相次ぐ中、
就職後もプレーを希望する学生らの新たな受け皿になるか。
警視庁の各機動隊には、重要施設警備などの通常業務をこなしながら特定の競技を専門的に
練習する「スポーツ小隊」があり、これまでもレスリングやフェンシングで五輪出場者を輩出している。
現役の機動隊員によると、スポーツ小隊は隊の中でも特に体力があり、団結力も強い。
硬式野球のスポーツ小隊が置かれるのは、東京都立川市に拠点を置く第4機動隊。
監督は日大三高(東京)の投手として甲子園出場経験がある警部補が務め、
各機動隊から第4機動隊に経験者を集めて最終的には都市対抗野球の舞台、東京ドームを目指す。
チームに加入予定の機動隊員(26)は「警視庁の看板を背負う以上、真剣に正々堂々と
プレーしたい」と意気込む。本格的に野球に取り組むのは福島県の高校で甲子園に出場して以来。
勤務を除く多くの時間を野球に割くことになるが「高校時代もそうだった。好きな野球ができて、
リフレッシュになる部分もある」と前向きにとらえる。
チームは「スカウト」にも力を入れる。メンバーが出身校の野球部を訪れ
「安定した公務員の立場でプレーも続けられる」などとアピールして選手を勧誘していく方針だ。
2010年度からは、野球の実績があれば他のスポーツ同様に採用試験で
優遇措置が受けられる見通しという。
警備部幹部は「チームプレーを重視する野球経験者は警察にとって願ってもない人材。
就職の一つの選択肢にしてほしい」と期待を寄せている。
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