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酒井被告、保釈金分割払い…250万円納付
覚せい剤取締法違反罪で起訴された女優、酒井法子被告(38)の保釈が16日となる可能性が高まった。
被告側が15日、保釈保証金500万円のうち250万円だけを“分割払い”で納付、
同日中の保釈を回避し保釈日を調整するかのような異例の“高等戦術”に出た。
同法違反罪で起訴の夫、高相祐一被告(41)もこの日、保釈が認められた。
逮捕からちょうど40日目となる16日に、いよいよ酒井被告がシャバに出てきそうだ。
関係者によると、今回の保釈保証金は500万円だが、酒井被告側は、
起訴された2つの罪のうち覚せい剤所持にかかる250万円だけを15日午後に納付した。
全額納付されなかったため同日中の保釈は見送られ、拘置先の警視庁東京湾岸署に集結した200人前後の報道陣も“肩すかし”状態だった。
残る使用罪に関する250万円は16日に納付する見込み。全額納付が確認され次第、速やかに保釈される。
その後、被告本人の「外に出たら皆さんに謝りたい」という希望もあり、間を置かず記者会見に臨む見通しだ。
保釈金が一括して支払われないのは極めて珍しいケースといえる。
日大の板倉宏名誉教授(刑法)も「分割払いはほとんど聞いたことがない。保釈時期の引き延ばしと受け取られても仕方ないのでは」と話す。
16日は民主党の鳩山由紀夫代表(62)の首相就任と鳩山内閣発足のビッグニュースが予定されており、
「大きなニュースがある日に保釈日を合わせて、少しでも混乱を避けようとしたとの見方もある」と板倉氏。
かつては“長者番付”の常連でもあった酒井被告側にとって、500万円でも大した負担にはならないはずで、
分割払いに何らかの意図がある可能性は高い。
ただ被告側が当初から16日に保釈日を想定していた場合、保釈申請は14日ではなく15日でも良かったことになる。
14日午前に保釈申請したものの、保釈後の会見設定などが予想以上に難航したとの見方もできる。
一方、東京地裁は渋谷署に拘置されている夫の高相祐一被告(41)の保釈も認める決定をした。
保釈保証金は同じく500万円。保釈金が全額納付されればこちらも保釈される。
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