09/09/15 17:18:12 0
クライマックスシリーズ(CS)出場権の残り1枠をめぐる、セ・リーグの3位争いが
激化している。が、3位阪神vs4位ヤクルトvs5位広島ともに5割ラインから大きく後退。
「5割以下のチームがCSに出るのはおかしい」という論議が起こってくる。
3位から5位まで1.5差の三つ巴の3位争いといえば聞こえは良い。が、
実際はこれ以上ない低次元のAクラス争いだ。2位阪神が借金6。3位ヤクルトは借金7。
4位広島にいたっては借金9。3位阪神と、貯金23の2位中日の間には14.5ゲームの
大差がついている。
一時は貯金14もあったヤクルトの信じられない急降下が、この低次元のCS出場権
争奪戦の元凶だ。が、阪神、ヤクルト、広島、どこが最終的に3位になるにせよ、
このままの借金状態でCS第1ステージが行われたら、批判が噴出することは避けられない。
2位の中日ナインは釈然としないだろうし、万が一、中日が負けるようなことにでもなれば、
名古屋のファンは怒りを爆発させるだろう。
「5割に達しない借金のある3位はCS出場権を認めないとするか、どうしても
CSをやりたければ、2位チームに1勝のアドバンテージを認めるようにしないとおかしい」。
こういう声が出てくるのは、むしろ当然だろう。
今回のセ・リーグの5割以下3位問題は、一足先に独自で行っていたパ・リーグのプレーオフの
時にも起こっている。05年、3位になった西武は、67勝69敗と借金2。
第1ステージで対戦した2位のロッテが84勝49敗3分と貯金35もあったので問題視され、
「5割に届かないチームがプレーオフに出場するのはおかしい」と論議を呼んだ。
結果的にはロッテが西武に連勝て一件落着。が、根本的な問題を先送り、営業を最優先させるから、
今度はセ・リーグのCSで再び同じ問題が起こってくる。
のど元過ぎれば…は日本プロ野球界のお家芸の一つ。今回は良いチャンスだろう。
セ・リーグ3位チームの5割浮上を祈るだけでなく、来季以降のCSでの
「5割以下の3位」の処遇をハッキリと決める必要がある。
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