09/09/15 10:13:44 0
―記録を目前にしていろんなことが起こった。それを経ての200安打。
「そうねえ、(運を)持っているんだか、持っていないんだかよく分かんないというところですかね」
―持っていないというのは。
「途中の8試合(欠場)がなければ、地元のファンの人は喜んでくれたっていうのは普通にいけばあったわけで。
ギリギリ(敵地で)達成できちゃうのは持っているんだか、持っていないんだか分からない」
―出場128試合目の到達は04年に次ぐハイペース。
「感覚として(262本で年間最多安打記録を更新した)04年よりも1994年がベースになる。
それ(130試合で210安打)に近いというのはなかなかです。 (今季は)どのあたりか覚えていませんが、ケガをする前は262を考えた。
あれから5年たってそういうことを感じているのは気持ちがいいですね」
―残り1ケタになってからはどんな思いでプレーしていたのか。
「達成していく過程が面白かったというか、200に到達するといろんなものが消えていってしまう。それまでが割と実感できる時間でよかった」
―メジャー初の快挙を達成して。
「人と争うことってまあ、面白くないからね。それ(人の記録)を意識しながらやるというのは気持ちいいものではないので。
だから達成することで解放できたことは、僕にとっては良かった。うれしいことだね。達成できないで解放されることもあるわけだから」
―達成した時に見えた景色は。
「見えた景色なんかない。ただ解放された」
―100年を超える世界記録を日本人が塗り替えた喜びは。
「それはちょっと僕からは言えないかなぁ。僕でありたいとは思ったけど。やっぱ、僕でないとっていうのはあるよね」
―試合数はアメリカの方が多いがケガなどで記録を達成できない場合が多い中、何が大事か。
「うーん。何が大事だろう。野球が大好きであるってことがそれに当てはまるかもしれないですね。
それに相反して打撃に関してこれという最後の形はない。でも、今の自分が最高だっていう形を常につくっている。
この矛盾した考えが共存していることが、僕の大きな助けになっている」