09/09/12 13:23:55 0
民放のテレビドラマの凋落を象徴するような連続ドラマである。何故ならば、
ドラマ自体の品質を上げる努力をしないで、ただ、若者に人気のイケメンタレントを主役に据え、
テキトーに刺激的な劇画調の筋書きで運べば、視聴率は取れると踏む。
ところがドッコイ視聴者も目が肥えてきているので、内容が伴わなければ見ない。
本編も前回9月1日の視聴率はわずか6.2%という惨敗ぶりだった。
まだ僅かに15歳という真性『子供』の中山優馬を主役のルカに抜擢し、実は吸血鬼である彼が、
学園に降りてきて女先生・真琴(加藤ローサ)に恋をする話だ。
確かに柄は大きく大人に見える中山だが、未成年もいいとこの子供に
恋愛連ドラの主役を演じさせるのはいかがなものか。
子役として脇で使うならともかく、言わば、大人の都合で視聴率稼ぎの道具として
駄作ドラマに出演させるのは、未成年者保護に逆行している。
彼の演技も下手くそで素人なみである。
笑っちゃうのは特別出演と肩書きをつけて、かのマッチこと近藤真彦が悪魔の先達カイトで
出てくるのだが、「あの女の生き血を吸わねば死ぬぞ」とルカを脅しても、迫力不足の極み。
中年になっても、真ん丸顔の甘ったるいルックスでは、ミスキャストだと突っ込みたくなる。
マッチを出してさえ視聴率に影響がなかったのだから、かつてのアイドルの神通力も落ちぶれたものだ。
つまり、連続ドラマの没落は故なきことではないのである。
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