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■国税庁に「保護」させてきたプロ野球界
「こうした補填は本来なら、子会社への寄付金とみなされ、親会社は補填額の大半を課税される。
ただ、プロ野球の場合は(19)54年の国税庁通達で、
赤字(欠損)補填金が広告宣伝費の性質をもつ場合は全額経費として認められている。」
プロ野球界は、国税庁から税金面で特別な保護を受けている業界なのである。
戦後、国民的娯楽を提供する業界として認められ、
さらに当時の業界人の強い政治力によってこの「保護通達」ができたのだろう。
そうした特別扱いを受けている業界が、赤字で球団経営が成り立たないと言いながらも、
巨額の裏金を横行させているとしたら、これは間違いなく悪質な犯罪行為である。
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