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荒川沿いにある埼玉県志木市のグラウンドで、サッカーJリーグ1部(J1)・大宮アルディージャの
斉藤雅人(33)は、若手に交じって汗を流していた。埼玉・武南高、駒大を経て98年に
大宮の前身、NTT関東サッカー部に入ったチーム最古参。プロ選手が当たり前の
Jリーグで、親会社のNTT東日本から出向社員の形でプレーを続けている。
斉藤の入社当時、チームはジャパンフットボールリーグ(旧JFL)に所属し、選手は
社員で構成されていた。1年目は午前中にNTTの支店で働き、午後から練習。
チームがJ2に参入した2年目以降は競技に専念した。周囲が次々とプロ契約を
交わす中、「社員の契約でも試合に出られるし、サッカーをしていることには変わりない」
と独自の道を歩んだ。
Jリーグの登録区分にはプロとアマチュアの二つがあり、プロは契約形態が5分類
されている。アマチュアは「報酬や利益を目的としない選手」をいい、斉藤は「法人と
雇用契約のみを締結した選手(社員選手)」に該当し、登録上はプロに区分されるが、
一般的なプロとは一線を画す。
「故障などの心配があり、父からは高校、大学にサッカーで進むことに反対されたが、
押し切ってきた。最後の就職のところでは安心してもらいたかった」と斉藤。きまじめな
父・一男さんの影響が大きかったという。
(続く)
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