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民主党の歴史的な圧勝で幕を閉じた衆院選。衆院選の裏では熾烈な「選挙特番」の
視聴率戦争がおこなわれた。
衆院選と日程が重なった『２４時間テレビ』。選挙日が決まったとき、人手不足による混乱や
他局の選挙報道に視聴者を取られることが危惧されていたが...。
結果は日本テレビの一人勝ち。ＮＨＫを抑えて高視聴率を叩き出した。『２４時間テレビ』でマラソンに
挑んだ〈珍獣ハンター〉ことイモトアヤコ（２３）の激走を中継していた日テレは、午後８時ですでに３０％前後。
マラソンを中継しつつ、選挙速報を流すことで、視聴者を他局に逃がさない。勢いを保ったまま
午後９時からの特番に突入することができた。番組開始から午後１０時半までの平均視聴率は２６・４％、
最高３９・０％とトップを獲得。他局からは「うちも誰かを走らせればよかった」と冗談とも本気ともつかない声が...。
問題があったのはＴＢＳで、平均視聴率こそ、第１部が８.２％、第２部（午後９時半から）は９.５％と
日テレを除く民放各局に大きく水をあけられることはなかったが、番組内で２度の誤報。
しかもメインキャスターに据えた小林麻耶（３０）が全く存在感を発揮できなかった。
小林はメインとはいえ、進行のための短い言葉がほとんどで、
番組内での発言時間はわずか３分足らずの「置物」状態。
一方、日テレのキャスターとして起用された妹の小林麻央（２７）は当確情報のアナウンスという
役割をしっかりと果たしていた。視聴率のうえでも、存在感のうえでも、
姉は妹に大きく差をつけられることとなった。
今回、ある意味でいちばん個性を出していたのはテレビ東京。開票速報はそこそこに、
有識者を集めた討論番組に移行。ほとんど『朝まで生テレビ』状態。視聴率は第１部が２.４％、
第２部（午前１時から）は１.１％と、いろいろな意味でテレ東らしさを見せてくれた。
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