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今年6月のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから11巡目 (全体339位) 指名を受けて入団したショーン・オチンコ選手が、
プロ1年目のシーズンを終えた。
入団後にオチンコが送り込まれたのは、ショートシーズンA級 (SS-A級) のNew York-Penn Leagueに所属する、ブルージェイズ
傘下のオーバーン・ダブルデイズというチーム。ドラフト指名を経て入団したばかりのプロ1年生の多くは、ドラフト会議後の6月に
開幕するSS-A級に配属される。オチンコも御多分に漏れず、SS-A級でプロとしてのキャリアをスタートさせることになった。
プロ1年目で、しかもオチンコのポジションは他のポジションよりも負担の大きい捕手。しかし、ルイジアナ州立大学が全米一と
なったときの優勝メンバーである“野球エリート”のオチンコは、そのような逆境を跳ね返してみせた。リーグの首位打者を争う
活躍を見せたのである。オチンコのバットが火を噴いた。
前半戦は36試合で打率.306・4本塁打・OPS.886を記録し、リーグのオールスターに選出。これに発奮したか、後半戦はバットの
振りが鋭さを増し、16試合で打率.359・2本塁打・OPS.953と、オチンコはもはやリーグ屈指の強打者となっていた。首位打者の
タイトルも射程圏内に入っていたが、ライバルであるトリ=シティ・バレーキャッツ (ヒューストン・アストロズ傘下) の指名打者
J.D.マルティネスの動向も気になる。
シーズン最終戦では、オチンコは5打数2安打。シーズン打率を188打数61安打の.324としてプロ1年目を終えた。一方、
オーバーンの最終戦から1時間半ほど遅れて、トリ=シティもシーズン最後の試合に。注目のマルティネスは、3打数1安打
だった。
この結果、マルティネスは187打数61安打の打率.326に。安打数では両者同数だったが、打数がわずか1少ないという、まさに
紙一重の差で、首位打者のタイトルはマルティネスのものとなった。
タイトルを僅かな差で逃したとはいえ、オチンコの1年目の成績は立派なものだった。来年は上のクラスに昇格することは
ほぼ確実と見られ、オチンコは憧れのメジャーリーグへの階段を着実に登っているといえよう。
(文:神奈川県町田市民φ ★、前スレ情報などは>>2以下に)
ソース:URLリンク(web.minorleaguebaseball.com)