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感動の「オグリコール」から19年。オグリキャップ最後の産駒が北海道新冠町の育成公社で特訓中だ。その名も
ミンナノアイドル(牝2、母グレイスクレイン)。毛色は父母から譲り受けた芦毛で、伝説のラストランを飾った武豊
騎手もデビューを楽しみにしている。
オグリキャップ最後の子は、07年5月1日の夜半に誕生した。母グレイスクインのおなかから出て20分で立ち
上がると、10分もしないうちに人間の助けもなく乳を探し当てた。飼養者の荻巣聡子さんは「普通は立ってお乳を
探し当てるのに1時間半ぐらいかかるものなんです。アイチャンみたいな馬は初めてでした」と振り返る。生まれ
ながらのアイドルホースは、後にミンナノアイドルと名付けられた。
90年有馬記念を最後にターフを去ったオグリは、16年間の種牡馬生活で452頭に種付けした。344頭の産駒を
送り出し、2年前に種牡馬を引退。多くのファンをとりこにした芦毛の怪物の末っ子が「アイチャン」だ。
誕生翌日から取材を受けるほどの人気ぶり。昨年11月、新冠町育成公社内にあるホースプレイスに移動して
トレーニングを積んでいる。前元隆浩場長(35)は「最初の印象はお嬢さんという感じ。自分のペースで物事を
運べないとプイッて(笑い)。でも、人懐っこくて、取材やファンの方がカメラを向けると見たりする。今も週に1回は
ファンの方が来られますよ」と話す。
入厩予定先は美浦の尾関厩舎。490キロと牝馬にしては恵まれた馬体で、現在はウッドチップコースで
キャンター2000メートル前後、坂路を軽く上がるメニューをこなす。「全身を使って走れるようになり、春先に
比べたらこの馬なりに良くなっています。隣に馬がくると耳を絞ったりして、勝負根性は父譲りかもしれません。
うまくペースを維持して無事に送り出したい」と同場長。卓球の福原愛、ゴルフの宮里藍に続いて競馬界にも
現れた期待のアイチャン。デビューの日が待ち遠しい。
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