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【放送】「広告放送」:BS参入、買い物番組の総量規制へ・大量放送に苦情…総務省 [08/07/16]
1 :明鏡止水φ ★:2008/07/16(水) 07:26:40 ID:???
総務省は、新規にBSデジタル放送に参入する業者に対し通販・ショッピング番組など
「広告放送」の総量を規制する方針を固めた。BS放送では、番組制作費を節減できる広告放送を
大量に流すケースが目立ち視聴者の苦情も多い。同省は今秋にも番組全体に占める広告放送の
比率を定める。
00年に始まったBSデジタル放送は計12チャンネルある。11年からはNHKなどのBSアナログ放送の
停止と周波数追加によって、複数局が新規参入できる。総務省は8月に参入の希望調査を始め、
今秋、具体的な広告放送の比率を定める。この比率に基づいて09年春に申請を受け付け、
同年夏には新規参入者を認定する見通しだ。
放送法では、番組内容について教養や教育、報道、娯楽の各番組の調和を保つように定めている。
日本民間放送連盟(民放連)も、テレビCMを中心に「1週間のコマーシャル総量は総放送時間の
18%以内とする」ことを定めている。ただ、調和原則について罰則規定はなく、どのような
番組構成にするかは放送局の自主性に委ねられてきた。
広告放送は一般に、テレビCMとショッピング番組を含むとされる。今回、放送関係者がBS各局の
番組表からショッピング番組(テレビCMを除く)を抽出したところ、1週間に流れる割合は平均で
全放送時間の4割近くに達した。約6割の局もあった。テレビCMを含めた広告放送の比率は相当
高くなる。各局とも番組制作費を節約できるのに加え、通販会社などに番組枠を売りやすい
事情もあるようだ。
ただ、広告に偏った番組編成には視聴者の苦情・相談も増えている。消費者団体の要望もあり、
総務省は「広告が自己目的化した番組を大量に流す放送局を優先的に参入させる理由はない」
(幹部)と判断。参入希望者に対して広告放送の総量規制を課す。