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俳優の「藤岡弘、」さんが3日、特撮ヒーロードラマ「仮面ライダー」の
ハイビジョン版放送の記念会見に登場した。
藤岡さんは「昔を思い出して、熱くなった。まだまだやれる気持ちになれるね」と力説していた。
「仮面ライダー」は、71~72年に98話にわたって放送された
石ノ森章太郎さんの原作の特撮ドラマ。悪の秘密結社「ショッカー」の手で、
バッタの能力を備えた改造人間にされた天才青年科学者の本郷猛が、
仮面ライダーに変身してショッカーと戦う物語で、社会現象的なヒットを記録した。
当時、戦いのシーンやバイクアクションなど自らスタントに挑んでいた藤岡さんは、
撮影中の事故で一時降板し、その代役として、佐々木剛さんが「2号ライダー」として出演。
藤岡さんが復帰後は2人のライダーが登場し、さらに人気が高まった。
藤岡さんは、富士山の5合目でアイスバーンの路面を
バイクに乗ってハイスピードで走ったエピソードを明かしながら
「命がけでした。『アイスバーンだからやれません』と言える立場じゃなかった。
でも心の中では悲鳴をあげていました」と明かした。
さらに「仮面ライダーが放送されたころ、
日本は当時のお父さんたちが必死になってつくり上げていた。
でも今は、耐えない、我慢しない、不満や愚痴ばかり……。
それじゃ未来はつくれないね」と熱血モードで苦言。
それでも最後は、「仮面ライダーは永遠に続いてもらいたい。
子どもたちに新たな夢や希望を抱いてもらえたら。
私もファンの一人として応援している」とエールを送っていた。
ハイビジョン版は、16ミリフィルムをクリーニングし、その後デジタルデータ化して、
映像の1コマごとに汚れや傷を除去する処理をした。
10月5日から毎週月曜日午後4時に、
「東映チャンネル」(スカパーHD、ch.629)などで放送される。
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