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いま、MLBの薬剤汚染問題に関連して、選手組合と司法省との間の法的係争が、
連邦最高裁に持ち込まれようとしているので、説明しよう。
司法省vs選手組合、裁判の帰結は?
ことの発端は、バリー・ボンズらが関わったバルコ社事件。同社によるスポーツ選手への
筋肉増強剤供与容疑を捜査していた司法省が、2004年4月に、MLBの薬剤検査結果を
押収したことにあった。
捜査当局が押収した検査結果とは、2003年に、MLB機構が調査目的で実施したもの。
組合との取り決めで「陽性率が5%を超えたら、翌2004年から罰則を伴う検査を導入する」
ことになっていたのだが、「陽性選手の名は公開しない」ことが実施の条件だった。
薬剤を常用していた選手にしてみれば、罰則を受けたり名前が公表されたりする心配を
しなくてよいはずの検査だったのである。
ところが、破棄されるはずだった検査結果が司法省に押収されたことで状況は一変。
組合は「捜査令状の押収対象はバルコ社事件に関わった選手10人だけだったのに、
陽性反応を示した全選手104人の検査結果を押収したのは『行き過ぎ』捜査で違法」と、
司法省を訴えた。ここまで、一審は組合、二審は司法省、そして8月26日に裁定が下された
第三審(連邦巡回控訴審)は組合が勝訴、という経過を辿ってきたが、今回の裁定に対して、
司法省が連邦最高裁に上告するかどうかが注目されているのである。
(続く)
ソース
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