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ご自慢の組織票も、民主党の追い風の前には、歯が立たなかったのだろうか、それとも―。
スペシャルゲストによる応援も虚しく、無念の敗北。小沢一郎が送り込んだ刺客で、
秘蔵っ子の青木愛(44)に、あえなく撃沈された太田昭宏・公明党代表(63)だ。
写真は投票2日前、赤羽駅前で行われた、街頭演説の模様。拳を突き上げて、
気炎を吐く久本雅美と、あたかも自身の演説に酔ってとろけたような柴田理恵。
だが、肝心な太田代表ときたら、二人の学会タレントとは対照的に、浮かない顔を
見せているではないか。
まるで、結果を暗示するかのようでさえあるが、案の定、蓋を開ければ、約1万票の差で落選。
さらに、比例に重複立候補しなかったため、復活もなければ、代表にして、なんと議員バッジを
外すことになってしまったのである。(中略)
そこで浮上するのは、学会が見放したという陰謀説である。
「必要な人材なら、比例という保険を掛けます。それをしないのは、学会内の一部に、公明党の
執行部を取り替えてもいいという勢力が存在するからではないでしょうか」(学会ウォッチャー)
太田代表が演説の場で見つめていたのは、遠のく永田町の風景だったのかもしれない。
(週刊新潮2009年9月10日選挙特大号より)
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