09/08/27 10:59:31 0
7月26日、FIFAのジョセフ・ブラッター会長がアメリカ・ニュージャージー州の
ニューメドウランズ・スタジアムで同スタジアム最初のゴールを決めた。
このスタジアムはアメリカンフットボールNFLのニューヨーク・ジャイアンツとジェッツが来年夏の
オープンに向けて建設されているもの。フィールドなどはまだ完成しておらず、この日は一部に臨時で
1つのペナルティエリア部分だけ芝が敷かれ、ゴールも設置されて会長のキックとなった。
ではなぜこんなイベントが行われたのか。これは2018、2022年ワールドカップのアメリカ開催に向けて
USサッカー協会が中心となって結成した招致委員会がブラッター会長や
北中米カリブ地区連盟(CONCACAF)会長などを招待して行われたスタジアム・ツアーの一環だったのだ。
ニューヨーク市マンハッタンに近い場所に位置する同スタジアムは約8万2500人収容の大型スタジアムで、
アメリカンフットボールだけでなくサッカーでの使用も考慮して設計されている。
このツアーはアメリカ開催にあたり施設面の充実ぶりをアピールするのが狙いというわけだ。
実はアメリカでの招致に向けての施設面の動きは既に第2段階に入っている。
開催スタジアムとして当初45の施設が立候補し、今月20日には1994年大会の決勝戦会場となった
ローズボウルなど32が1次審査を通過したことを招致委員会が発表した。既存のスタジアムばかりで
この立候補数の多さはアメリカならではといったところだろうか。いずれも5万人超のスタジアムばかりで、
基本的にアメリカンフットボール用に建設されたものだ。ただ近年のサッカー人気の高まりもあり、
特に90年代以降に建設されたスタジアムはサッカーでの使用も可能になっているものがほとんどのため
94年大会のような無理矢理感はあまり感じることがないだろう。
(続く)
URLリンク(wsp.sponichi.co.jp)