09/08/25 23:43:03 0
ベルリンで行われた陸上の世界選手権が23日、閉幕した。
今年で12回目の大会には201の国と地域から1984選手が参加。
熱戦の模様は連日、TBS系列で放送されたのだが、今年はどうも様子が違った。
これまで、くどい程に連呼されていた選手のキャッチコピーが、日本陸連からの要請を受けて“自粛”されたのだ。
キャッチコピーは世界陸上の名物ともいえる存在だったが、確かに、やりすぎな感は否めなかった。
「世界の鉄人」室伏広治ぐらいならまだわかるのだが、「スプリント夫婦道」小島茂之、「追い込み白虎隊」佐藤光浩、
「居酒屋ハードラー」八幡賢司、「歩く飛脚」谷井孝行、「IQウォーカー」明石顕、
「最後に笑うイケメン」諏訪利成とかになってくると無理やり感が漂う。
外国人選手も同様で「ムッシュ独占禁止」マルク・ラキル、「ハードルなぎ倒し男」アレン・ジョンソン、
「弾丸ママはパリジェンヌ」クリスティーン・アーロン、「嵐を呼ぶドラゴンガール」ムナ・リー、
「モザンビークの筋肉聖母」マリア・ムトラ、「エチオピアのゴッド姉ちゃん」エジャガエフ・ディババと、もうムチャクチャ。
陸連が「もう勘弁してくれ」と言いたくなるのも無理はない。
TBSに限らず、マスコミはキャッチコピーが好きだ。
古くは「フジヤマのトビウオ」や「東洋の魔女」。サッカーファンにはおなじみの「ドーハの悲劇」も、夕刊フジが名付け親だ。
また、プロレス風の実況をF1に持ち込んだ古舘伊知郎氏は次々とユニークなキャッチコピーを生み出した。
「音速の貴公子」アイルトン・セナ、「妖怪通せんぼじじぃ」ルネ・アルヌーあたりは“名作”と言ってもいい。
F1の最高速は時速350キロほど。音速が時速1225キロだから、ちょっとオーバーではあるのだが、
ファンにもすんなりと受け入れられた。