09/08/25 06:45:12 0
>>3の続き
私は良い悪いの話をしているのではない。映らないものは映らないのだし、できない話は
できない。それに、今の時代、いったい誰が子供にナイター観戦を強要できる?
できないだろ? だってテキは毛嫌いしてるんだから。仮に強要みたいなことができるのだと
しても、それは小学校低学年までだ。つまり、小学校の5年生に上がる前にきちんと
洗脳しておかないと、子供を正しい野球ファンにすることはできない。そういうことだ。
小学校低学年の子供を持つ父親(ってことは、30代か?)が、午後7時に帰宅しているという
こと自体、かなりヤバい事態だという見方もある。なるほど。そうかもしれない。
午後7時に帰宅しているパパは、テレビを買えないパパかもしれない。というよりも、パパに
なるためのハードルを越えるためには、そもそも、それ以前に、7時に帰宅するような仕事ぶり
を改めていなければならないのかもしれない。とすると、この婚活と球活のダブルバインドは
容易には解消できない。ゴールデンにナイター見てるみたいな男と結婚したいと思う女を
見つけてくるためには、まずタイムマシンを開発せねばならない。おそらくそういう次第になる。
パパがニートであると否とにかかわらず、子供が野球を面白い競技だと思うようになるまで
には、それなりの時間がかかる。単にルールを把握しているだけでは足りない。
たとえば、同点で迎えた七回裏一死カウント1-2の状況で、一塁ランナーが俊足である時、
次に投じられるべき投球がどんな種類のボールであるのかについて、観戦者の脳裏に戦術的
な常識が備わっているのでなければ、そもそも推理が発生しない。と、推理と観察のゲームで
ある野球の醍醐味は、彼には味わうことができない。ことほどさように、野球には教養が要る。
「ん? ヤバい。これは打たれる」「どうしてさ」「見ろ。マキハラの顔がラクダになってる」
「確かに。クチがモゴモゴしてるな」「ラクダ化したマキハラは打たれる。これはオレが長年の
観察から得た真理だ」「ほら打たれた。無駄に唾を飲むのはこれすなわち棒ダマの前兆。
覚えとけよ」
と、このような会話は、少なくとも10年の観戦経験を積んだ男同士の間でないと成立しない。
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