09/08/22 02:27:27 0
>>1より
他にも問題はある。
1.野球場をつくっても期間中はもちろん、五輪後にも他に使い道がない。
2.プロの試合が多すぎて、プロが参加に消極的。
3.上位数カ国が強すぎて、それ以外の国が簡単には追いつけない。
4.試合時間が長くて、五輪のテレビ中継に向いていない。
特に1、2番目の問題は深刻で、ここが改善されない限り状況が好転する見込みはない
だろう。ただ、肝心のアメリカ国内の世論を見る限り、それほどオリンピックの正式競技化
に盛り上がっていない模様。これでは当分、野球のオリンピック復帰はないのかもしれない。
野球より深刻なのがソフトボールだ。野球はオリンピックがなくなっても、プロも盛り上がって
いるし、WBCもある。しかし、ソフトボールはこれに値するものがない。国際的にはもちろん、
国内での盛り上がりにも影響が出てくるだろう。見方を変えれば、国際的なポジションが、
この状態だからこそ落選した訳で、まずは競技団体を中心にその環境をつくる努力を
することが重要になる。単に日本が強いとか弱いだけの問題ではないのだ。
確かに国内では落選の影響が大きいかもしれないが、実際にはスポーツの中でオリンピック
に入っていない種目のほうが多い。五輪にとらわれず、もう一度このスポーツの素晴らしさを、
子供たちを中心に地道に説いていってほしい。幸いにも日本には優れた指導者や選手が
たくさんいるはず。その財産を有効に活用し、未来への道を切り開いてほしいと思う。
捨てる神あれば、拾う神あり。逆に今回、光を見出した種目もある。ゴルフと7人制ラクビーだ。
ゴルフは最初から当確だったと言っていいだろう。ゴルフくらい知名度もあり、トッププレイヤー
や団体までもが応援した競技ならば、受け入れられない理由を探すほうが難しい。
そして、ラクビーはあえて7人制を押したことが功を奏した。知名度のある15人制では
コンパクト化を進める現体制に受け入れられにくいし、強豪国とそうでない国との格差も
つきやすい。また「オリンピックに採用されたならば、世界選手権の種目からはずす」と
いった、IOCが認めやすいような状況をつくりだした。五輪競技入りを目指す他種目が
多いに参考にすべき点であろう。
>>3以降へ