09/08/20 21:13:04 0
>>1より
■「社長室だよ、全員集合」
08年9月のリーマンショック後、広告主の大企業が経費削減。宣伝広告費最上位の
トヨタ自動車は07年度の4845億円を08年度は3892億円に削減。ソニーも4687億を
4364億に、パナソニックも2009億を1749億に。
一般的に新聞社は売上の3~4割を広告収入に依存。販売部数が減少の一途を辿る中、
広告収入激減は大打撃。売上の半分以上をCM販売収入に依存のTV局も同様。
新聞・TVが消滅する日の到来を指摘した本も複数出始めたが中には悠長なお歴々も。
朝日新聞幹部「秋山社長は日本を代表する新聞社の社長なのに公の場で
『新聞に未来はない』と言って社員のやる気を喪失させ本業の新聞の
コンテンツ向上の議論も殆どなく組織改編や新規事業に没頭」
朝日新聞も広告減少は止まらず08年度は前年度比17%減、09年度第1四半期も
前年同期比20%近く減の模様。新たな稼ぎ口のため携帯電話へのニュース配信ビジネス
の強化や教育事業等にも力を入れ始め新規事業担当の社長室に敏腕経済記者を異動。
社内で「社長室だよ、全員集合」と揶揄する声も。(省略)
■頭のない鯨
更に問題なのがジャーナリズムは民主主義の一翼を支える仕事のはずが経営者から
その気骨すら失われつつある。広告削減に怯え大企業に媚びメディアと広告主の間に
健全な緊張関係が欠如。要はメディア側の稚拙な経営や取材体制を見透かされているのだ。
某大手メディアのデスクは社内のアマチュアハラスメントの横行を嘆く。本格的な調査報道
で取材相手の批判記事を書いた事のないような幹部が健全な批判記事を書かせない、
記事内容を事前に相手に伝える行為が続発し現場を困らせているという。キャリアパスと称し
経理・総務・秘書等様々な部署を経験しサラリーマンとしては栄達しているがプロの記者や
編集者でない幹部がプロ意識の高い一部の記者の活動を邪魔しているという意味でもある。
TV局の会長・社長も新聞社からの天下りや経理財務系が支配する傾向。TV産業の硬派な
プロが経営陣から消え始めている。これを図体だけ大きく漂流している「頭のない鯨」のようだと
自嘲する局の社員も。(省略)
■朝日新聞社の「事件」 ■宣伝部廃止! ■今頃慌てても遅い
(この3項目はTV局ネタがほぼ皆無のため省略) (終)