09/08/19 16:50:44 0
>>5より
■地道な国際普及活動を今からでも始めるしかない
そもそも野球が普及していない国が開催国なった場合、野球とソフトボールは
迷惑でしかない競技なのだ。バックネットやベンチ、スコアボードを備えた専用球場を
作らなければならない。普及が進まなければ使われることもなく、壊すしかないのだ。
今回、ラグビーとゴルフが候補に残ったが、ラグビーならサッカー場にも使える。
オリンピックを開催する国なら当然ゴルフ場はある。大会後も施設が無駄に
なることはない。今回の競技選定にはそうした側面も考慮されたはずである。
野球はごく一部の国でしか行われない状態のまま今日まできた。それが野球と
ソフトボールの競技としての特殊性(弱点)を温存させ、敬遠されたというわけだ。
落選したからといってウラみツラみをいえる筋合いではないのである。
正式競技として復活させるには、今からでも地道な国際普及活動を始めるしかない。
あまり知られていないが、その動きも出ている。そのひとつが、全国軟式野球連盟
(JSBB)が始めた国際普及活動。軟式野球を世界に広めようというのだ。
軟式ボールを使う野球は日本が発祥だが、さまざまなメリットがある。
硬式に比べ危険が少なく初心者でもより安全にプレーできる点、軟式ボールは
硬式よりも安価で耐久性がある点、さらに用具に与えるダメージも少ないといった点だ。
野球のない国の少年たちに、その魅力を伝えるには最適なのだ。
JSBBには全国47都道府県に支部があり、そこから大会で使われたボールを集めて、
各国に贈ることを決定。昨年12月には中国、香港、アフリカのブルキナファソ、
中米エクアドルに約3200個のボールを寄贈したそうだ。今後もボールが主になるが、
活動が軌道に乗れば、グラブやユニフォームなども贈ることになるという。
オリンピックに野球を復活させるには、こうした地道な活動が必要。
復活できるかどうかの鍵を握るのは、ひょっとすると軟式野球かもしれない。
(終)