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【東農大二(群馬)2―1青森山田(青森)】
元ゴルファーのスーパーショットで接戦にけりをつけた。延長10回1死二塁。東農大二の
3番・緋田が、真ん中高めの直球を左前にはじき返す。大根を使った農大応援名物
「青山ほとり」の音頭に後押しされての“大根切り”。「監督に気持ちで持っていけと
言われていた。やったという感じ」と15年ぶり勝利に笑みがこぼれた。
緋田は、高校ゴルフ界の強豪・正智深谷(埼玉)のゴルフ部監督を務める父・幸朗さん(46)の
影響で小2でクラブを握った。ソフトボールも始めた小4の夏に、ゴルフダイジェスト・
ジャパンジュニア杯で石川遼と同組でラウンド。大雨の中で100以上を叩いて敗れた。
「やっぱりうまかった。サインをもらっておけばよかった」。ベストスコア80の腕前だったが、
中学からは野球に専念。全米プロ選手権で初めてメジャーの予選を通過した、
かつての“ライバル”に刺激を受けての一打だった。
右肩痛のため春はベンチ入りを外れたが、5月に復帰。6月の新潟明訓との練習試合で、
高校初本塁打を満塁本塁打で飾った。加藤監督は「ゴルフをやっていたから、軸がぶれずに
正確なスイングができる。打撃センスありますよ」と背番号17の2年生を頼もしそうに見つめた。
これで、東農大二の夏初戦は5戦5勝。緋田は「バントも得意なのでつなぐ3番でいきます」と
遼くんのように謙虚なスマイルを浮かべた。
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