09/08/13 19:01:40 0
公明党が今衆院選でテレビCMを利用せずに、インターネット広告に切り替えることを決めた。
費用対効果を理由に挙げているが、広告減収よりも、媒体価値が低下したとの見方に、
民放各社はショックを覚えただろう。
活字離れと同様、テレビ離れも言われて久しいが、確かに、最近は本当に見たい番組が
少なくなった。広告収入が減少するなか、低予算で作れるバラエティー番組や通販番組が
目につく。テレビというメディアはまだ可能性を秘めているのに、もったいない。
話は変わるが、先日、静岡県掛川市にある資生堂の企業資料館におじゃました。明治5年の
創業からの商品パッケージやポスター、新聞・雑誌広告、テレビCMなどの広告関連の資料が
展示されている。同社では、商品デザインを企業文化としてとらえているそうで、広告やCMに
並々ならぬ力を注いでいる姿勢がうかがえた。
1960年代前半までのイラスト作品には、部屋に飾りたいポスターもあった。また、70年代
後半からの音楽と絶妙なコピーで構成されるテレビCMは、30年を経ても記憶に残っている
作品が少なくない。「名作」といってもいいのだろう。
生活が豊かになり、個人の好みが多岐にわたる多様化の時代を迎え、大ヒット商品、
100万枚を売る音楽が誕生しづらくなり、名作CMが減り、30%の視聴率を取れるヒット
ドラマも少なくなった。しかし、景気後退で増えた安普請のCMとバラエティーばかりでは、
公明党の判断が間違いだとは言い切れなくなってしまう。>>2に続く
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