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TBS系ドラマ「オルトロスの犬」(金曜後10・00)は、複数の脚本家が意見を戦わせながら
物語の筋書きやセリフを生み出す。ショーランナー方式と呼ばれ、米国で盛んになっている
手法だが、その魅力とは?(井上晋治)
今月初め、都心のオフィスビルの一室で、「オルトロスの犬」を担当する脚本家集団、
ワーナー・ブラザース映画ライターズワークショップ(WS)のメンバーの6人が、
最終話に向けた展開について意見を戦わせていた。
どんな傷病も治す“神の手”を持つ竜崎(滝沢秀明)と、触れるだけで命を奪う能力の持ち主・
碧井(錦戸亮)の2人の運命が絡み合うミステリーは、先の読めない展開が見どころ。
30~40歳代のメンバーは意見を戦わせ、個々に構成やセリフを考案。その中から最良の案が
採用され、「ショーランナー」というまとめ役の脚本家がストーリーを仕上げる。アイデアが採用された
脚本家には報酬が支払われる。米国のドラマ制作に見られる、実力重視のシステムだ。
WSは脚本家育成の場として約2年前に設立されたが、作品化に向けての脚本作りは
今回が初めて。指揮する元フジテレビプロデューサーで、ワーナー・ブラザース映画の
小岩井宏悦本部長(49)は、「異なる個性がぶつかることでパターン化を防ぎ、
物語をより立体的に展開できる」と、集団制作の利点を説明する。
ショーランナー役の青木万央さん(39)は「最初はとまどったが、一人で書くのと違い、
先の展開が見えないことや自分にはない引き出しに出合えるのが新鮮」と話す。
>>2以降に続く
TITLE:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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