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【五輪競技】野球、大リーグの協力不確定で厳しい状況
プロ野球が開催される球場で今季、楽天・田中将大投手と早大・斎藤祐樹投手が、
五輪復活への熱い気持ちを語るCMが流れる。2016年の五輪で復活を目指す
プロアマ各団体構成の「全日本野球会議」が、1500万円の予算をかけて行うPRの一環だ。
「競技に復活できなければ、野球人気の低下を招く」。球界関係者はこう危機感を口にする。
五輪競技から除外されると、JOCなどからの年間約7000万円の助成金も10分の1まで
カットされる可能性があり、アマチュア選手の国際大会参加にも支障をきたすというが、
復帰は厳しいという声が大勢だ。
2006年からは、米大リーグ機構(MLB)主導の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・
クラシック」(WBC)が実施され、「世界一を決める舞台」として五輪の存在価値は薄れた。
さらに競技から除外された要因であるMLBの非協力的な姿勢に、大きな前進も見られない。
リーグのチャンピオンシップを「ワールドシリーズ」と位置づける大リーグにとっては、
五輪の商業主義に利用されたくないとの思惑もあって、選手派遣を拒否してきた。
大リーグ選手会も、故障した場合の保証やドーピング検査の問題から消極的だ。
国際野球連盟(IBAF)は開催期間を5日間に短縮する提案を行うなどアピールしたが、
肝心の大リーガー参加の確約がないまま、13日を迎えてしまった。
産経新聞
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