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ヤクルトの高田繁監督（６４）が１０日、今季終了後にＦＡとなるヤンキース・松井秀喜外野手
（３５）の獲得を検討していることを明かした。「うちの４番としてね。神宮の人工芝はひざへの
負担も少ない」と両ひざに不安を抱える松井へラブコール。
「（交渉のために）ニューヨークへ行ってもいい」と直接出馬も辞さない姿勢を示した。
高田監督は９６～０１年に巨人で１軍コーチ、２軍監督を歴任。現ヤクルトの淡口打撃コーチと
松井の新人時代を指導してきた経緯があり、きずなは強い。松井の今季年俸は１３００万ドル
（約１２億６１００万円）だが、はＤＨ限定の起用が続いており、メジャー残留の場合でも来季の
減俸は免れない情勢。
ヤクルトは０７年オフに退団したラミレス、グライシンガー（ともに巨人）の年俸分が浮いており、
獲得資金は確保できる見通しだ。
鈴木オーナー代行兼球団社長は「まだ私のところまで話が上がっていないので
何とも言えない」と答えるのみにとどまったが、松井獲得が実現すれば
大砲を欠く打線にはこれ以上ない補強となる。
既に阪神が獲得の興味を示している松井争奪戦の行方に注目が集まりそうだ。
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