09/08/10 13:37:48 0
職業柄と若手の立場上、長期の連休を取ることは難しい。カレンダー休みとは無縁だし、
盆や正月もかえって連勤だ。なかなか旅行に行けない割に、国内出張の頻度はやたらと高い。
それでも仕事となると、そうそう観光気分にはならない。個人的な趣味もあって、楽しみは『食』くらいだ。
先日、待ちに待った山形遠征があった。人生初の山形上陸。目当ては取材場所のNDソフトスタジアムだ。
モンテディオ山形の本拠地には、地元名物の屋台村がある。手っ取り早く一気に味わうにはもってこいの
スポットで、味もスタジアムグルメの域を超えている。丸いこんにゃくがくし刺しされた『玉こんにゃく』、
簡単なお好み焼きをはしに巻き付けた『どんどん焼き』、米沢牛の煮込みなどなど…。
中でも楽しみにしていたのが、『炎のカレーパン』だ。これは山形名物というよりもモンテディオ名物で、
カレーパンに対戦相手のご当地品を具にして詰め込み、食ってしまおうというゲン担ぎ。G大阪戦は、
串カツとたこ焼きの2パターン(ちなみに京都はハモ、名古屋はみそカツ)だった。
どっちにするか迷った挙げ句にW購入。両手に持ってパクついていると、G大阪の広報担当に見つかった。
「それ食べてしまったらダメじゃないですか。どっちの味方ですか?」
も、もちろん、ガンバですけど…。相手の作戦にまんまと乗ってしまった…。
慌てて屋台村に戻り、山形名物の冷たい肉(鶏肉)そばとスイカを食べて仲裁した。
そして、おなかいっぱいで取材した試合は、痛恨のドロー。
食のゲン担ぎは意外と侮れない。(文=川端亮平)
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