09/08/09 11:23:53 0
「大分を離れることはつらい。絶対に忘れることはできない」。
大分トリニータのシャムスカ前監督（４３）は５日、大分を立ち、ブラジルへ帰国した。
２００５年９月から３年１０カ月余り。成績不振で解任されたが、ヤマザキナビスコ・
カップ初優勝、過去最高のＪ１リーグ４位という歴史を築いた。
初めての海外となった大分での監督生活。日本人選手を指導し「どんな状況でも
一生懸命に取り組む。練習に対する気持ちが高い。選手が夢に向かい、一つに
なって頑張る姿は心に残った」と振り返る。
中でもＧＫ西川周作（２３）、ＤＦ森重真人（２２）、ＭＦ金崎夢生（むう）（２０）、
清武弘嗣（１９）の４選手は「ブラジルでも通用する」と太鼓判を押す。
大分がさらに発展するために必要なことは(1)高校、大学生のスカウトをさらに強化
(2)クラブ専用の筋力トレーニング室の設置―と助言。
「ベースをつくり、若手を連れてくれば将来へつながる。一番大事なビッグサポーターは
すでにいる」
解任後も大分の街を歩くと、県民から温かい言葉をかけられた。
「これほどわたしのことを思ってくれているとは知らなかった。毎日が驚きの連続だった。
素晴らしい街から去ることは悲しい」と感謝。
ブラジルなどから５チームのオファーがあり、ブラジル１部のスポルチ・レシフェの監督に決定。
本拠地のレシフェ市は妻の実家もあり「大阪のような大きな街」という。
４万人収容のホームスタジアムは毎試合、満席になるようだ。
初采配（さいはい）は９日のリーグ戦で、トリニータがスルガ銀行チャンピオンシップ
（５日・九州石油ドーム）で対戦したインテルナシオナルが相手。
下位に低迷するスポルチは、真っ赤に染まったアウェーで戦う。「大分での就任初戦の
浦和戦と同じ」と白星発進を誓う。
スポルチからは１年半の契約を提示されたが「来季は日本に戻ってきたい」という強い希望で、
半年契約となった。シャムスカ前監督は「夢は１４年ブラジルワールドカップ（Ｗ杯）で
日本代表監督になること。ブラジルで良い仕事をして、再び日本へ戻りたい」と話した。
ソースはURLﾘﾝｸ(www.oita-press.co.jp)