10/06/29 11:23:35 buxnkY8b0
>>513
図を使ってリリーフウェルについて説明するよ。これは元の井戸だ。
現在、LMRPキャップで1日当たり15000バレルをエンター
プライズ号吸い上げてる。約3000フィートの深さの井戸を2本、
掘ってる。1番目はDevelopment DrillerⅢで堀り、2番目はDevelopment
DrillerⅡで掘ってる。1本目は5月2日に開始し、極めて順調に進み、
現在、16400フィートに達した。まず、垂直に掘っていってから
元井戸に向かって堀り進める。現在は、精密に掘る段階にきてる。
測量が必要で、極めて正確に元井戸に到達する必要がある。
元井戸に達してからセメントを混ぜた重たい泥を注入する。
これは元井戸と1番目のリリーフウェルの図だ。海底から下に
向かってる図だ。掘削とケーシングを表してる。ご覧のように、
垂直に掘り、その後、元井戸に向かっていく。最終的に
17000から18000フィートで元井戸に到達する。
(※2:08~4:42まではリリーフウェルの細かい
技術的な説明なので省略)
元井戸に到達(穴を開ける)してから、泥を注入する。これがどう
働くのか説明しよう。大量の重い泥を注入してくと、ガスや原油と
押し合いをする。ボトムキル(※リリーフウェルを使った泥の注入作戦)
とトップキルの違いを説明しよう。トップキルでは原油を押さえ込む
必要があった。ボトムキルでは原油が重たい泥を押し上げる必要がある。
泥の重さが原油を押さえ込む。ボトムキルはトップキルよりもはるかに
簡単に元井戸を閉塞できる。これが、リリーフウェルは究極的な閉塞手段だ
と言う理由だ。リリーフウェルを使ったボトムキルのコンセプトはいたって
単純で、熟練した作業員が、正しい技術と装置で遂行するだけ。
元井戸の閉塞するのに十分だ(問題はない)。