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少年の万引、昨年の3割増 保護者のモラル低下も 栃木
2010.6.15 02:44
軽い気持ちで万引をする少年が急増している。栃木県警によると、
昨年中に県内で万引をして摘発された少年は前年の1・3倍。この
背景には子供だけではなく、保護者自身のモラル低下を指摘する
声も強い。県警は、店舗側にも厳しい姿勢で対応することを求める
一方、保護者側に「万引は犯罪」との意識を高めてもらうための
取り組みを強めている。(奥田翔子)
県警によると、平成21年に万引で摘発された少年は前年から34・4%
増の617人。特に14歳未満は、77・4%増の94人と増加が著しい。
20年までは、高齢者の万引が目立っていたが、この1年は少年に
よる万引が深刻化した。
県警少年課によると、摘発件数が増えた背景には、取り締まりの強化
や店舗への防犯指導があるという。以前は「子供のしたこと」と警察に
届けず、保護者に直接連絡するケースが少なくなかったが、「軽い
気持ちでも万引は犯罪」と同課。「万引を見つけたら警察に連絡して
ほしい」と店舗側に呼びかけている。
一方、万引した多くの少年と、その家族を見てきた県少年補導職員の
長谷川洋子さん(57)は、保護者側のモラルの低下を強く感じている。
「鉛筆1本で、なぜ警察に通報するのか」「お金払えば済むんでしょう」。
万引をした子供たちの親が、警察で言った言葉だ。「これでは子供の
教育にならない。親の教育も必要」と長谷川さんは警鐘を鳴らす。
「万引は非行の入り口」と長谷川さん。子供だけでなく、保護者もこの
ことを自覚する必要がある。県警では、長谷川さんら少年補導職員と
連携して、子供たちの規範意識を向上させるための「非行防止教室」を
開くだけでなく、保護者向けの講演も積極的に行い、地域全体で「万引
をさせない」という環境づくりに取り組んでいる。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)