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URLリンク(japanese.ruvr.ru)
モスクワで3日、火星への有人飛行を想定したシミュレーション実験「マルス(火星)500」がスタートした。外界と隔離されたメンバー6人は520日後に「帰還」を果たす。
実験の舞台となったのは、ロシア医生物学研究所に作られた特設施設。居住スペース付の宇宙船や着陸機、火星を模した空間で520日間を過ごす。
連絡できる外界は制御センターのみ、シグナルも途切れがちという点まで再現され、火星探査が人々の心身にどのような影響を与えうるか、
コミュニケーション能力や夢の見方まで分析する。
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実験は14昼夜続いた第1弾、105昼夜の第2弾に続く最終段階。プロジェクトの副責任者、エヴゲニー・ジョーミン氏は語る。
「心理、生理、微生物という3つのブロックがあって、それぞれの枠内で数十もの実験が行われる。実験数は全部で105だ。ロシアだけの企画ではない。
イタリアやスペイン、ドイツ、マレーシアによるものもある。」
選ばれたメンバーはロシア人が3人、フランス、イタリア、中国が各1人の計6人だ。今年1月から共にトレーニングを積んできた。
船長を務めるのはロシア人のアレクセイ・シチョフ氏。医師をスフロブ・カモロフ氏(ロシア)、フライト・エンジニアをロマン・シャルル氏(フランス)がそれぞれ務める。
アレクサンドル・スモリエフスキー(ロシア)、ディエゴ・ウルビナ(イタリア)、王躍(中国)氏が研究員だ。38才のシチョフ氏が最年長で、イタリアと中国出身の2人が
27歳と最も若い。
実験は主に3段階に分かれる。まず10日間の準備を経て、240日かけて火星まで行き、30日滞在してから240日かけて地球に帰る。終了は2011年11月。
とにかく実験プログラムが目白押しだが、「一番つらいのは帰路」とジョーミン氏。
(続く)