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新宿署での聴取で、原田さんは一貫して主張。レコーダーには最初は激しい口調だったが、次第に憔悴し、
つぶやきや泣き声をあげる原田さんの様子が収められていた。聴取は未明まで続き、「暴行を受けた件で
呼び出しがあれば」再び出頭すると確約書を書いた原田さんは午前6時前に署を出た。そして6時40分、
新宿区の地下鉄東西線・早稲田駅のホームから電車へ身を投げ、死亡した。
「息子は聴取の途中まで、痴漢の疑いをかけられたことにも気付いていないし、目撃者捜しや防犯カメラの
調査も頼んでいる。自分で110番もしている。痴漢扱いされて絶望し、命を絶ってしまった」。原田さんの母、
尚美さん(53)はこう訴える。
実は、新宿署は事件後、尚美さんに「容疑は晴れた」と説明していた。しかし、今年1月29日に一転、原田
さんを痴漢(東京都迷惑防止条例違反)の容疑で書類送検。被疑者死亡で不起訴となった。同署によると、
女性は触ったという人物の顔を見ていない。唯一の物証は防犯カメラの映像だという。「女性の『(誰かに)
触られた』という証言は信用できる。すれ違った瞬間はカメラの死角だが、証言と同じタイミングで触れる人は
原田さんしか写っていない。証言と映像で複合的に判断した」と説明する。
※続きます