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宮崎県内の家畜伝染病「 口蹄疫 ( こうていえき ) 」問題は18日、県の発表で、
感染被害が1市4町に拡大していることが判明し、殺処分の対象家畜も
11万頭に達した。
日ごと深刻さを増す事態に、地元の畜産農家らの疲労は極限に達し、
行政の対応の鈍さに不信感を募らせている。この日、東国原英夫知事は
非常事態を宣言。赤松農相は閣議後記者会見で、「(現場の人員配置など)
うまく仕切りがされていなかった」などと対応について反省も口にした。
「新たな感染疑いの事例を耳にするたびに、本当に血の気が引く思いがする」
この日、県が新たに口蹄疫への感染の疑いを発表したのは新富町。
この新富町と高鍋町の2か所で約4000頭の豚を飼育する「佐藤ファーム」
の佐藤直己社長(57)は疲労感をにじませた。
感染防止策は丹念な消毒作業が原則。佐藤さんら畜産農家は、県内で
初めて感染が確認された4月20日以降、スタッフ10人で徹夜の消毒作業を
続けている。従業員の疲労は極限に達し、出費もすでに消毒代だけで
50万円に上っている。17日の朝には、高鍋町の自らが経営する農場から
約200メートル離れた農場で疑い事例が確認されたと、地元のJAから連絡
が入った。
後継者不足に悩む畜産農家の中で、佐藤さんの2人の息子は農大を
出て農場を継ぐことを約束してくれた。次男(26)はこの秋、大学時代の
同級生と結婚することも決まっている。そんな中で口蹄疫の問題が発生。
佐藤さんは「感染が出たらと思うと不安でしょうがない。ただ祈るような
気持ちで消毒を続けている」。goo YOL
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