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政府、口蹄疫対策に100億円 被害最悪、自衛隊を増派
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政府は17日、全閣僚による口蹄疫対策本部(本部長・鳩山由紀夫首相)の初会合を開いた。
宮崎県で感染が続いていることから、2010年度予算の予備費を投入する。対策費は現時点で
約100億円の支出を想定しているが、感染がさらに広がれば膨らむ可能性がある。消毒地点の
拡充や防疫活動に携わる自衛隊の増派によって、感染拡大の防止を目指す。
首相は初会合で口蹄疫問題について「危機管理上、大変重大な課題だ」と指摘。「一刻も早く、
農家や宮崎県のみなさんに安心していただけるような状況をつくらなければならない」と述べ、
状況次第では首相自身も現地を視察する考えを示した。
口蹄疫の発生農場は111カ所に上り、殺処分対象の牛や豚は8万5千頭を超え、国内では
過去最悪の口蹄疫被害になった。
政府対策本部は、
(1)影響を受けた畜産農家の生活支援や経営再建
(2)地元自治体の対策経費を国からの特別交付税で補てん
(3)農林水産副大臣を本部長とする現地対策本部の設置
―などを決定。移動制限や殺処分などの防疫措置を徹底する。
現地本部には防疫担当、農家などへの経済支援担当、関係省庁の調整支援担当3チームを置き、
約20人が常駐する。
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