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■毎日新聞社 25時:場違いな追及 /宮崎
赤松広隆農相が、口蹄疫(こうていえき)問題で東国原英夫知事と意見交換
するため来県した。県の要望を受けて国の支援策を示した後のこと--。
知事応接室に同席した県選出国会議員5人のうち、自民党の古川禎久衆
院議員が突然立ち上がり「大臣。江藤拓議員は、心痛極まり緊急入院した……」
と発言し始めた。
赤松農相からたしなめられても「じゃあ、何しに来たんだ。現場は災害だ」と
収まらない。
政府対応が不満のようで、川村秀三郎衆院議員が「回答したじゃないか。
PRの場なのか」と反論すると「何がPRだ!」と声を荒らげ、知事が「冷静に」と
なだめる事態に。だが赤松農相は「参院選の前だから、言いたいこともある
だろうけど」と続け、今度は松下新平参院議員が「選挙目当てじゃない」と
詰め寄った。 被害拡大には誰もが心を痛めている。初動態勢の検証も必要だ。
だが、古川氏は直前まで別室で赤松農相らと静かに待機していたという。
中村幸一・自民県連会長が「あの場にそぐわない」と指摘するように、批判あり
きのパフォーマンスに思えた。【石田宗久】毎日jp
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