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鳩山総理大臣は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって行われた
日米の実務者協議について、外務・防衛両省の担当者から詳しい報告を
受けるとともに、日本側の移設案にアメリカ側が慎重な考えを示したことを
踏まえ、引き続き粘り強く交渉を行うよう指示したものとみられます。
鳩山総理大臣は、普天間基地の移設問題をめぐって今月12日にワシントンで
行われた日米の実務者協議について詳しい報告を受けるため、15日午前、
総理大臣公邸に外務・防衛両省の担当者を呼びました。会議には平野官房長官も
同席し、実務者協議で日本側が現行案を修正し、沖縄県名護市のキャンプ
シュワブ沿岸部にくいを打ち込むなどして滑走路を建設するとした移設案を
説明したのに対し、アメリカ側は、埋め立て方式と比べてテロ攻撃の
対象になりやすく、環境への影響も大きく変わらないなどとして、
慎重な考えを示したことなどが報告されたものとみられます。
政府は5月末の決着を事実上断念していますが、沖縄の負担軽減策も
盛りこんだ政府案については、今月中に示す必要があるとしており、
鳩山総理大臣は来週、東京であらためて実務者協議を行うなどして、
アメリカ側と引き続き粘り強く交渉を行うよう指示したものとみられます。
NHKニュース
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