10/05/13 10:00:15 0
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、平野官房長官は、基地機能の
一部を移転したいとしている鹿児島県徳之島町の町議会議員と、１２日夜、
鹿児島市で会談し、理解と協力を求めました。政府としては、５月末の決着を
事実上断念したなか、来月以降も移設先の候補地との交渉を続ける足がかりに
したい考えですが、地元の反発は強く、展望は依然開けていません。
普天間基地の移設問題をめぐって、政府は、沖縄の負担を軽減するため、
鹿児島県徳之島に基地機能の一部を移転したいとしていますが、徳之島の
３つの町の町長は受け入れを拒否する姿勢を示しています。こうしたなか、
平野官房長官は、徳之島の住民の民意をあらためて聞きたいとして、鹿児島市
を訪れ、１２日夜、徳之島町の１６人いる町議会議員のうち５人と会談しました。
この中で平野官房長官は「沖縄の負担軽減を図るため、負担を分担してほしい。
全国民の問題なので、ぜひ、ご理解をいただきたい」と述べ、基地機能の一部を
移転する政府の方針に理解と協力を求めたうえで、引き続き交渉を続けたいと
いう考えを伝えました。
これに対し、徳之島町の町議会議員からは「島民の声はたいへん厳しい」
などという意見が出されたものの、町議会に持ち帰って今後の対応を議論した
いという考えが示されました。また、会談に同席した瀧野官房副長官は、
これに先立って鹿児島県の伊藤知事と会談し、政府の考えを伝えたうえで、
あらためて理解と協力を求めました。NHKニュース
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)