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中国を訪れている日本経団連の御手洗会長は、１２日、温家宝首相と会談し、
中国が抱える環境問題やエネルギー問題の解決に、日本の経済界としても
協力していく考えを伝えました。
日本経団連の御手洗会長は、次の会長に就任する住友化学の米倉会長や、
自動車、電機、電力など各業界の副会長９人らと１１日から北京を訪れ、
１２日は中国の温家宝首相と北京の人民大会堂で会談しました。この中で
御手洗会長は「今回の訪問で、金融危機をいち早く克服し、成長路線に復帰した
中国と共同で取り組むプロジェクトを探りに来た」と述べ、中国が抱える環境問題や
エネルギー問題の解決に、日本の経済界としても強い関心を寄せるとともに、
協力する考えを伝えました。
これに対し、温首相は「中国は、日本から環境保護や省エネ、さらに温室効果
ガスの排出削減などの先端技術と経験を学びたい」と述べ、中国で環境ビジネス
の拡大を図りたい日本の経済界の思わくと、日本の環境保護や省エネの
技術や経験を学びたいという中国政府の認識が一致しました。しかし、中国の
環境ビジネスには世界各国の環境関連企業が進出を目指していることから、
日本の経済界にとって、各国との競争が今後、激しくなりそうです。NHKニュース
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