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口蹄疫防止の消毒作業を鹿児島県知事が視察 首長らと懇談「危機的状況」
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消毒作業について担当者から説明を聞く伊藤祐一郎鹿児島県知事＝１２日午前９時５０分、湧水町北方
宮崎県で家畜のウイルス性感染症口蹄（こうてい）疫の被害が拡大しているのを受け、鹿児島県の伊藤祐一郎知事は１２日、県境の湧水町で、
車両や畜産農家の消毒を視察した。同町など、家畜の移動・搬出制限区域の県内２市２町の首長らとも意見交換。
「危機的状況だ。早く安全宣言できるよう、行政や農家がそれぞれ最大限の努力をすることが大事だ」と述べた。
伊藤知事は、県が同町北方に設けた消毒ポイントで、車両消毒の様子を視察。永徳正裕・姶良家畜保健衛生所長から、１日の消毒台数は３００台余りに
上ることなど説明を受けた。
意見交換会では不安の声が続出。「消毒ポイント設置の際など、警察の理解を得るのに時間がかかる。もっとスムーズにいくようにしてほしい」と要望も出た。