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全国のコメ農家を対象に政府が今年度から始めた戸別所得補償制度への
申請件数は、最初の１か月間では１５万件余りと、まだ全体の１０％以下に
とどまっていることから、農林水産省は来月の期限に向け、早めの申請を
呼びかけることにしています。
戸別所得補償制度は、コメの生産数量目標に沿って作付けする農家に対し、
標準的な生産費とそれを下回る販売価格の差額として、１０アール当たり一律
１万５０００円を交付するものですが、コメ農家は、この制度の申請をせずに
自由に作付けすることもできます。農林水産省によりますと、戸別補償制度が
始まった先月の１か月間の申請件数は１５万３３６件で、対象となるコメ農家
およそ１８０万戸の１０％以下にとどまっています。
これは、制度の申請をする際に必要な今年度の生産数量目標がまだ
決まっていない地域が多いためとみられ、農林水産省は今後、目標の割り当てが
進むにつれて制度を申請するコメ農家が増えるとみています。ただ、今年度の
申請は来月末までに済ませなければならないことから、農林水産省は政務
三役などの各地の訪問などを通じ、早めの申請を呼びかけることにしています。
NHKニュース
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