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支持率低下に苦しむ鳩山政権が、昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)の
達成度や、政権交代による政治改革をアピールして反転攻勢に打ってでようと
躍起だ。
米軍普天間飛行場の移設問題への注目をそらし、目先をかえる狙いがあり、
平野博文官房長官も11日の閣僚懇談会で各閣僚に政権の成果を訴えるよう
要請した。
しかし、普天間問題で迷走する鳩山由紀夫首相の資質への疑念が要因と
もされ、政権浮揚効果には疑問符もつく。
「政権発足から8カ月間の整理をして、具体的に一歩一歩動いていると
しっかりアピールしたらどうか」
平野氏は閣僚懇でこう呼びかけた。閣議後会見では、枝野幸男行政刷新
担当相が「国民の期待の中心は古い利権構造、政官業癒着構造を壊すことだ。
この仕事を政権を挙げて、さらにとんがって厳しく積み重ねることが何より
重要だ」と語り、「事業仕分け」に代表される無駄遣い削減を徹底する姿勢を
強調した。
一方、仙谷由人国家戦略担当相は「実行していることより、(普天間問題の
ように)実行できていないことに(報道の)スペースが割かれると、世の中の
心理はそちら(支持率低下)に動く」と報道への不満も示した。
これに先立ち、4月21日に官邸で開かれた「各省政務官意見交換会」でも
実績を各省でまとめる方針を決め、「実績アピール」が政権の難局打開の
期待を担う形だ。毎日jp
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