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鳩山由紀夫首相は１０日に行った沖縄県の米軍普天間飛行場（宜野湾市）の
移設を巡る関係閣僚会議で、沖縄の基地負担軽減策として「環境条項」を
追加する日米地位協定の見直しを米側に提起する方針を固めた。
米軍が基地を日本側に返還する際、米軍が土壌を汚染していたことが判明した
場合には、原状回復義務を米側に課す条項を盛り込む方向で、今後、米側と
交渉する。
会議では、普天間の機能または訓練の一部を鹿児島県・徳之島に移す
一方、普天間のもう一つの移設先に想定する沖縄県名護市の辺野古沿岸部に
滑走路を建設する方針も確認。滑走路については当面、具体的工法を明らかに
せず、複数の工法を念頭に「環境に配慮した工法」を求め、１２日から米国で
始まる日米実務者協議に臨む方針も固めた。
政権内では、辺野古沿岸部への滑走路建設について、海底にくいを打ち、
その上に滑走路を建設する「くい打ち桟橋方式」を軸に検討が進んでいる。
だが、桟橋方式はテロ攻撃に弱いなど米側の難色も予想されるため、日米
協議で柔軟に対応することにした。asahi.com
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