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来たれ警察官!小柄だって大丈夫 24道府県で基準緩和
2010年5月9日5時1分
全国の警察職員採用で、身長、体重などの身体基準や年齢制限を
緩める動きが広がっている。基準を緩和したのは2008~10年度
採用の3年間で計24道府県警に上り、一部を撤廃した警察もある。
犯罪が多様化する一方で受験者が減り、「優秀な人材に幅広く門戸
を開きたい」というねらいがあるようだ。
長野県警は2008年度に男女の身長、体重や男性の胸囲基準を撤廃
した。採用担当者は「握力や反復横跳びなどの身体検査をクリアすれば、
体格で不合格にすることはない。業務に支障もない」。高知県警は10年
度から女性警察官の身長基準を5センチ下げ「148センチ以上」にした。
福島県警が3月下旬に発表した10年度採用の警察官の受験案内でも、
身長、体重、男性の胸囲の基準に、いずれも「おおむね」の言葉を加えた。
08年度からは年齢の上限も4歳引き上げ、「33歳未満」とした。緩和した
理由について、警務課の板垣靖志・人事第1補佐は、受験倍率の低下と
団塊の世代の大量退職に伴う即戦力の必要性を挙げ「多様な人材を
獲得するため、一つの基準にとらわれず総合的に判断したかった」と説明する。
福島県警が08年度に採用した警察官177人のうち、22人がそれまで
受験資格がなかった29歳以上。前職も高校教員、消防士、僧侶、俳優、
プログラマーと幅広い。
都道府県警察では、警察官の採用にあたって年齢や身長や体重などの
身体基準に制限を設けてきたところが多い。男性でほぼすべてが「160
センチ以上」もしくは「おおむね160センチ以上」。女性で約半数が「155
センチ以上」もしくは「おおむね155センチ以上」としてきた。
警察庁は「被疑者の逮捕、制圧など警察官としての職務を遂行するため
必要な身体能力を判断するため」としているが、数値の根拠は「基準など
を定めた要綱などはなく、分からない」と説明する。(小寺陽一郎)
URLリンク(www.asahi.com)
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