10/05/05 14:07:11 Dsy8KUL80
長寿番組だった「うたばん」が3月で打ち切られ、4月からは
司会者そのままで「ザ・ミュージックアワー」としてリニューアルした。
比較的古典的な歌番組の演出をしていたが、視聴率は1回目が7.8%、
2回目が5.0%と「うたばん」時代より低調になり、3回目の放送では
懐メロを取り入れるなど、早くも内容が変わってきている。
GW明けに3回目の視聴率が発表され、多少は持ち直すと思われるが、
懐メロは「うたばん」末期にも取り入れており、これでは何のための
改編なのかと疑いたくなる。この迷走ぶりに業界では
「今クール持たないのでは」という観測を呼んでいる。
音楽番組は音楽業界の思惑でさほど視聴率は問題にならず、
「ミュージックステーション」は正統派の歌番組として今でも
続いているが、一方で「うたばん」や「ザ・ミュージックアワー」
は音楽業界にも軽視されており、出演している歌手も限られてる。
それだけに視聴率が悪いとスポンサーからの突き上げを喰らい、
木曜8時から枠移動後はずっと迷走しているような状態である。
迷走を続けるほど視聴率が悪くなっていくのだから救いようが無い。
さらに致命的なのは、3回目の放送をめぐってVTRに使われた某歌手から
放送差し止めを求められたということだ。「うたばん」やこの番組は
出演したくない歌手も結構いるらしく、それが迷走の一因でもある。また
VTRのほとんどはPVや「CDTV」の映像であり、勝手にこの番組に使われる
ことに不快感を持つ歌手が、このような事態を起こしてしまったようだ。
結局VTR使用を取り下げることで和解したが、前途多難としか言いようが無い。
（芸能ライター：武尾 智和＝たけお・ともかず＝）