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朝日新聞 「たちあがれ日本」乏しい賛同者 旗色ぼやけるばかり
新党「たちあがれ日本」が10日、旗揚げした。政策も理念も異なる5人の
国会議員が「打倒民主党」を結集軸に集まったが、民主、自民両党との距離
感ははっきりしない。今のところ、賛同者に広がりはなく、シニア新党は厳しい
船出となった。
東京都内のホテルであった記者会見。新党結成の場は悲壮感すら漂って
いた。平沼赳夫元経済産業相、与謝野馨元財務相はそれぞれ脳梗塞
(こうそく)、咽頭(いんとう)がんという大病を患った過去から語り出した。
「命も危ないと言われた」(平沼氏)。「死に直面しながら生きてきた」(与謝野氏)
「政治生命のすべてをかけて戦う」と2人は声をそろえた。同席した石原
慎太郎・東京都知事は、目の前の報道陣に向かって「年寄りだとバカにする
かもしれないが、30、40、50代で我々と同じようにこの国を憂える人間が
どれだけいるんだ。若い候補者を立てて参院選を戦う」と高齢批判に反発
してみせた。
国会議員5人の平均年齢は約70歳。新党メンバーには当初、若手・中堅
議員も加わるとの見方もあったが、大きなうねりにはならなかった。
与謝野氏らの離党直後、自民党の石破茂政調会長は「専門店の特色を
出せば固定客はつく」と指摘。財政再建などの「旗」を鮮明にすれば、民意の
受け皿になる可能性はあるというわけだ。
だが、国会議員5人という政党要件を満たすため、平沼氏と与謝野氏は
手を結んだ。郵政民営化反対の平沼氏と推進派の与謝野氏の連携は、
新党の色をぼやけさせた。
両氏は会見前日まで政策の差を埋めようと動いた。景気対策を重視する
平沼氏は9日、与謝野氏に「消費税の言い方は考えてほしい」。与謝野氏は
「法律にも、増税は景気回復の後にとある。問題ない」と応じた。 asahi.com
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