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三重県名張市で49年前、ぶどう酒に農薬が入れられ、女性5人が殺害された
「名張毒ぶどう酒事件」は、死刑が確定した元被告の有罪の根拠とされた
農薬の鑑定結果に疑問があるとして、高等裁判所に審理が差し戻されました。
今後の審理では、検察が指摘された疑問点についてどこまで解明できるかが
最大の焦点です。
昭和36年、三重県名張市の山あいの集落で、懇親会に出されたぶどう酒に
農薬が入れられ、女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」では、住民の
1人、奥西勝元被告(84)が殺人などの罪に問われ、昭和47年に死刑が確定
しました。最高裁判所は、犯行に使われた農薬と奥西元被告が持っていた
農薬は一致するとした当時の鑑定結果には疑問があるとして、名古屋高裁に
審理を差し戻しました。最高裁は、2つの農薬が一致するかどうか解明するよう
求めているため、今後の審理では農薬の再鑑定や専門家の証人尋問などが
行われる見通しです。検察が農薬が一致すると証明できなければ、再審が
認められる可能性があるため、今後の審理では農薬の種類をどこまで
特定できるかが最大の焦点になります。高裁での審理は数か月以上かかる
見込みですが、弁護団は、奥西元被告の84歳という年齢を考慮し、早期に
釈放することや審理を速やかに始めるよう求めることにしています。NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)