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「伊丹の国際線復活検討を」兵庫・井戸知事
2010.3.26 00:00
兵庫県の井戸敏三知事は25日、産経新聞のインタビューに応じ、騒音対策面から
大阪国際(伊丹)空港に課せられているジェット機発着の1日200回制限について
「(航空機の改良で)意義はなくなりつつある」と述べ、伊丹の近距離国際線復活を検討
すべきとの考えを示唆した。また、地元自治体や財界でつくる関西3空港懇談会で昨年
末に合意した関西、神戸を含む3空港の一元管理について、経営統合まで踏み込むべき
との見解を示した。
近距離国際線の復活は、伊丹廃港を訴える大阪府の橋下徹知事に対し、伊丹の運用
拡大路線を投げかけた形。懇談会は近く3空港のあり方の見直し策をまとめる予定だが、
合意をめぐっては曲折も予想される。
井戸知事は、伊丹空港について「外国便などの運用制限をどうするかが第一。現状よりも
騒音量を上げない範囲でどう有効活用するかを考えないといけない」と言及。「今はプロペラ
機より(騒音が)低いジェット機も就航している」とし、「(ジェット機を、伊丹空港の1日の総量
枠である)370回まで増やしたからといって騒音量が増えると一概には言えないんじゃない
か」と述べた。
その上で、海外の就航先として「韓国や中国の近場」を挙げ、「関空は長距離に使い、
近場は神戸や伊丹も使うことを考えてもいいのではないか」とした。
一方、3空港の一元管理について「経営を一体化しない限り意味がない。3空港が張り
合ってはいい路線は組めない」とし、その前提として、関空を圧迫する巨額の有利子負債を
「株式会社方式で関空を造った国が責任を持つべき」と指摘。手法の一案として「国鉄民営
化の際には、国鉄の負債を国が引き受けた」とし、旧国鉄方式による国への全額付け替えを
挙げた。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)