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就職安定融資を悪用、175万だまし取った疑い
解雇や雇い止めで仕事を失った人を対象に、住居費などを貸し付ける国の就職安定資金
融資制度を悪用し、融資金約175万円をだまし取ったとして、大阪府警が、とび職の男ら
4人を詐欺容疑で逮捕したことがわかった。
男が融資を申し込んだハローワーク阿倍野(大阪市)では同時期に、入居の事実がない
不審な申請が約30件集中していたことも判明。府警は11日、同ハローワークを関係先と
して捜索、申請経緯を調べる。
逮捕されたのは、大阪府八尾市安中町、とび職・下垣卓弥(21)、同府東大阪市横小路町
、土木建築業・安楽勇大(23)両容疑者ら4人。
捜査関係者によると、4人は共謀し、「下垣容疑者が安楽容疑者から解雇され、住まいを
失った」と偽装。昨年3月、下垣容疑者が、虚偽の申請書類をハローワーク阿倍野に提出し
近畿労働金庫天王寺支店から家賃補助費など計約175万円をだまし取った疑いで、10日
に逮捕された。
実際は、下垣容疑者はもともと安楽容疑者との雇用関係はなく、別に住居もあった。昨年
11月、詐取金の分配を巡りトラブルになり、4人のうち1人が天王寺署に情報提供していた。
下垣、安楽両容疑者は容疑を認めているという。
一方、同ハローワークでほかに発覚した約30件は、昨年3~6月の申請分。いずれも、
申請書類に記されていた転居先には入居した事実がなく、府警は背後に「指南役」がいる
可能性があるとみて捜査。同ハローワークから関係書類を押収し、分析を進める。
(2010年3月11日16時40分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
就職資金融資悪用、175万円詐取=容疑で男4人を逮捕-大阪府警
URLリンク(www.jiji.com)