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「寄付金使い果たした」黒澤財団理事長が陳謝
佐賀県伊万里市に「黒澤明記念館」建設を計画している財団法人「黒澤明文化振興財団」が
集めた寄付金が所在不明になっている問題で、財団の黒澤久雄理事長らが19日、説明の
ため同市を訪れた。
黒澤理事長は市議会全員協議会で、寄付金の大半を記念館建設までの仮施設の運営など
で使い果たしていたことを明らかにし、虚偽の説明をしていたことを陳謝した。
黒澤理事長は黒澤明監督の長男。議会で、黒澤理事長は、財団に残っている現金や預金は
ほとんどなく、記念館の建設資金を調達するめどが立っていないことを認めたが、建設計画を
継続する考えを明らかにした。開館時期については「いつまでと明確には言えない」とし、当初
予定の2010年中の開館は厳しいとの見方を示した。
同財団は市に「3億8800万円の寄付金は保管している」などと説明していた。田畑稔常務
理事は議会で、「本当のことを言えば、黒澤明生誕100年を記念するイベントへの協力が得ら
れなくなると思った」と釈明した。
(2010年2月19日12時32分 読売新聞)
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