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ワサビの辛みで老化防止?=健康食品などに応用期待-中部大
ワサビの辛み成分が、がんや糖尿病などの病気予防や老化防止に役立つ可能性がある
ことを、中部大(愛知県春日井市)の三輪錠司教授らの研究グループが線虫を使った実験
で突き止めた。新たな健康食品の開発などへの応用が期待されるという。米オンライン科学
誌プロス・ワンに17日(米国時間)掲載される。
三輪教授によると、生物の遺伝子や細胞は、喫煙や農薬などから摂取される毒物や、
エネルギーを生み出す際に発生する活性酸素で傷つく「酸化ストレス」にさらされている。
過度の酸化ストレスを受けると損傷が蓄積され、がんや糖尿病などの病気だけでなく、
老化の原因にもなると考えられている。
三輪教授らは、線虫に農薬などの酸化ストレスを与える実験を行った。そのままだと
線虫は死んでしまうが、ワサビの辛み成分「アリルイソチオシアネート」(AITC)を与えると、
酸化ストレスを排除するための酵素が活性化。与えなかった線虫に比べ、生存率は3時間
後で約2倍、5時間後では約3倍になるなど大幅に上昇したという。(2010/02/17-10:12)
URLリンク(www.jiji.com)